以前、書いた碁石茶、2016年から飲み始め、2018年になった今でも飲み続けています。
ただ、唯一の問題が・・・
碁石茶は値段が高い!!
そこで、碁石茶と同じように発酵しているお茶がないか調べてみることにしました。
碁石茶は後発酵茶という分類だった
以前書いたように、碁石茶が二段階発酵をしていて乳酸菌が含まれているので健康に良いと言われているのですが、ほかにこんなお茶がないか調べていると、碁石茶は発酵茶の中でも『後発酵茶』という分類だということが分かりました。
一般的には、お茶にはお茶には「不発酵茶」、「半発酵茶」、「発酵茶」というものがあるようです。
不発酵茶
不発酵茶とは、煎茶、玉露、番茶、抹茶など私たちがふだん飲む一般的なお茶です。
これらは、茶葉を摘んだあと、蒸したり、干したりなど熱を加えて、酵母の働きを止めるので、発酵しないまま造られます。
半発酵茶
半発酵茶は、発酵を途中で止めて作られたお茶です。これは、「ウーロン茶」が代表的です。
いえ、ウーロン茶が半発酵茶と覚えておけばよいのではないでしょうか^^
発酵茶(全発酵茶)
発酵茶とは、ウーロン茶と違い途中で発酵を止めずに、最後まで完全に発酵が進んだ後に作るお茶です。完全に発酵しているので、単なる発酵茶と別に、全発酵茶、完全発酵茶などと呼ばれます。
発酵茶の代表例といえば紅茶です。半発酵茶はウーロン茶と覚えておくと書きましたが、発酵茶とは紅茶と覚えておけばいいのではないでしょうか。
ちなみに、世界中で最も消費されているお茶は、紅茶であるこの「発酵茶」です。
後発酵茶
さて、いよいよメインの後発酵茶です。これは、摘んだ茶葉を熱で発酵を止めたのち、微生物を加えて発酵させたものです。後発酵茶という呼び方のほかに、微生物発酵茶ともいわれるようです。
茶葉に含まれる酵素によって発酵させるのではなく、乳酸菌などの微生物によって発酵させているので、よく健康茶として効果効能を期待されたりするわけです。
碁石茶以外の後発酵茶は?
さて、実際に効果効能を感じているからこそ、約2年飲み続けているのですが先ほど書いたように、もう少し安く手に入らないかなと思っていました。
碁石茶が後発酵茶ということが分かったので、日本の後発酵茶は他にないのが探してみることにします。
すると、碁石茶(高知)のほか,富山黒茶(富山),石槌黒茶(愛媛),阿波番茶(徳島)というものがあることが分かりました。
これらの後発酵茶は後継者不足により衰退の危機だったそうですが、私のような健康茶に注目する人が増えて、注目されているようです^^;
後発酵茶の効能
では、後発酵茶は本当に健康茶として効果・効能があるのでしょうか?
お茶は健康に良いという話を聞きます。そして発酵食品も健康に良い。となると、後発酵茶はめちゃめちゃ健康に良さそうなイメージですよね^^
後発酵茶は花粉症に効果がある!?(実際息子には効果があったと思います!)
愛媛大学農学部附属食品健康科学研究センターによると、スギ花粉症モデルマウスを用いて抗アレルギー効果を評価した結果、石塚黒茶の摂取で花粉症の症状が抑えられると言う実験効果あるようです。(参照:石鎚黒茶リーフレット(愛媛大学農学部製作) [PDFファイル/7.01MB] )
これ、効果ある気がします!!
というのも、2016年くらいから花粉症だと感じている息子が後発酵茶のおかげで花粉症が和らいだ気がするのです。(→「花粉症に効くお茶」という記事を追加しました)
2017年には耳鼻科にもいき、薬をもらったり花粉症対策の眼鏡も買った小学生の息子。後発酵茶である碁石茶を飲み続けた結果、2018年は周囲が花粉が酷いと言うなか、あまり辛くないようなのです。
親も息子も「これは碁石茶のいおかげ!?」と言っています。
抗肥満効果
また、同実験では抗肥満効果についても検証しています。マウス由来の脂肪細胞に対する効果を検討した結果、石鎚黒茶は脂肪蓄積を顕著に抑制することが確認できたそうです!!つまり、抗肥満効果も確認されています。(参照:石鎚黒茶リーフレット(愛媛大学農学部製作) [PDFファイル/7.01MB] )
高脂血症や動脈硬化の抑制効果
また碁石茶では、
茶葉自体の抗酸化活性は碁石茶は緑茶とほぼ同等であったが、高コレステロール負荷家兎への投与実験では、碁石茶投与群においてLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が減少した。
九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門(学術研究員)折居 千賀女史の論文よりhttps://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/8809_biomedia_5.pdf
という検証結果があります。
抗酸化効果と血糖値抑制効果、脂肪吸収抑制効果
さらに上の論文では、脂質が酸化されて生じる過酸化脂質量も、水道水投与群および緑茶投与群と比べ、碁石茶投与群は明らかに低かったらしく、抗酸化効果があることが検証されていますし、血糖値および脂肪吸収抑制効果もあると折居女史は記しています。
後発酵茶の通販があるのかを調べる
さてさて、ではこれらがネット通販されているのかどうか。またその価格が気になります。それぞれ、調べてみましょう。
富山黒茶(バタバタ茶、ばたばた茶)
まずは、富山黒茶を調べてみます。ググると真っ先にwikipediaが^^
バタバタ茶と呼ばれるようで、さきほどのwikipediaには
茶葉を蒸し(現在の製法は蒸製煎茶機械による)、揉んだあとに20 – 24日間発酵させる
とあります。中国の後発酵茶に「黒茶」というものがあるのですが、富山県の黒茶ということで富山黒茶というようです。
では、なぜバタバタ茶なのかというと、wikipediaには
伝統的には五郎八茶碗という碗で点て、塩を少しいれ茶筅で泡立てて飲む。2本の茶筅を用いるので、ぶつかり合う音からばたばた茶の名が起きたという。
とあるのですが、富山県朝日町商工会のサイト内の「(株)あさひ」の記事には
バタバタとは、お茶をたてる音では無く、あせぐらしく(あわただしく)ばたばたと茶せんを左右に振る動作を言う。
と記載されています。
後発酵のタイプとしては、カビ付けによる好気発酵のようです。そして、肝心のネット通販があるかどうかですが、
見つけました!
早速購入^^
飲んだ感想は次回で♪
石槌黒茶
石鎚黒茶は四国の愛媛県の後発酵茶です。
石塚黒茶は、碁石茶同様に、糸状菌により後発酵させた後、乳酸菌により二次発酵を行うことによって製造される二段発酵茶です。
ただ石鎚黒茶のネット通販は見つけられず現地に行かなければ買うのは難しいようです。残念(>_<)
つまり、
カビ付けによる好気発酵させたのちバクテリア(乳酸菌)による嫌気発酵させた二段発酵茶で、ネット通販で買うことのできるものは碁石茶だけということになります!
阿波晩茶(阿波番茶)
そして、もうひとつが阿波晩茶。阿波というだけに徳島県の後発酵茶です。日本の4つの後発酵茶は四国に4つ集中しているのですね。
これは石鎚黒茶の説明にもあったのですが、弘法大使(空海)が四国で修業した際により広められたとう説があるようです。
後発酵のタイプとしては、バクテリア(植物性乳酸菌)によ嫌気発酵のようです。そして、肝心のネット通販があるかどうかですが、
見つけました!
実は、私が買った際は500gの大容量のもの(数量限定商品で 阿波番茶の製茶過程でできる、番茶のワレ葉・軸・茎などが入っているため安い)があったのですが、今は見つけられませんでした。また復活するかも。
これらを飲んでみた味わいの違いについては、また次回^^
まとめ
日本の後発酵茶は、富山黒茶(富山),碁石茶(高知)石槌黒茶(愛媛),阿波番茶(徳島)がある。
富山黒茶はカビによる好気発酵、阿波晩茶は乳酸菌による嫌気発酵、碁石茶と石鎚黒茶はカビと乳酸菌による二段発酵
ネット通販で入手できるのは、碁石茶のほかに、阿波晩茶と富山黒茶であるバタバタ茶
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